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野村研究員が「SPRUC 2014 Young Scientist Award」を受賞

野村龍一研究員が「SPRUC 2014 Young Scientist Award(YSA)」を受賞しました。
この賞は、SPring-8の利用法や解析手法の開発に顕著な成果を創出した若手研究者、あるいは測定手法や解析手法は確立された方法であったとしても、SPring-8の特徴を活用し測定対象の分野にとって顕著な成果を創出した若手研究者に与えられる賞です(SPring-8 HPより)。


SPring-8にて実験を行っていた野村研究員らのグループは、地球深部物質の超高圧高温下における振る舞いについて大きな発見を続けてきました。今年1月に発表した「地球コアに多くの水素が存在〜地球誕生時に大量の水〜 」では、マントル物質を地球深部に相当する超高圧・超高温環境下に置いた後、融解の痕跡の有無をSPring-8にて確認することにより、コア直上の温度を明らかにしました。野村研究員らは、そこから地球コア(外核)に水素が大量に含まれていることを突き止めました。この研究は「サイエンス」で発表され「Nature Geoscience」でハイライトされました。

過去の記事
地球コアに多くの水素が存在〜地球誕生時に大量の水〜
廣瀬所長らのScience論文がNature Geoscience3月号でハイライトされました

これらの業績が評価され、今回の受賞となりました。

授賞式と受賞講演は、2014年9月13日~14日のSPring-8シンポジウム2014において開催されます。

詳細記事はSPring-8のページへ
http://www.spring8.or.jp/ext/ja/spruc/YSA_spruc2014dec.html

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