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吉田尚弘教授が米国地球物理学連合フェロー授賞式に出席

物質理工学院 応用化学系の教授で地球生命研究所主任研究員の吉田尚弘博士は、12月12日に米国・ワシントンDCのウォルター・E・ワシントン国際会議場で開催された米国地球物理学連合(American Geophysical Union, AGU)授賞式に出席し、AGUフェローのメダルを授与されました。

ELSI_news_21845_1.jpg写真説明:AGUのエリック・デイヴィドソン会長(左)からメダルを授与される吉田教授

AGUは米国の首都に本部を持つ地球・宇宙科学分野の国際的な組織で、世界の137の国と地域に約6万人の会員を有し、創立100年の歴史を持つこの分野で世界最大の学術連合です。AGUは1962年以来、全会員の中で0.1%以内の、地球・宇宙科学分野に偉大なる貢献をした会員を相互に選出し、AGUフェローとして顕彰してきています。2018年はAGU創立100周年にあたり、授賞式および招待講演は、2万8,500人を超える会員が参加した秋季大会の中日に行われました。過去100年を振り返り、今後の100年を見通す記念すべき大会の様子はデイヴィドソン会長の記事に記されています。

吉田教授のコメント

本受賞は賞状に記載されているように、生物地球化学者および大気化学者として、同位体置換分子種の計測法を開発し、生元素の起源と循環の研究に貢献してきたことが認められたものです。
本研究のアイデアは本学学生当時から持ち続けたもので、恩師、研究室の皆さん、国内外の共同研究者、学生の皆さんと政府系研究支援機関に心よりお礼申し上げます。また、教員として戻り20年以上、自由闊達に研究させていただいた本学の皆様に厚くお礼申し上げます。受賞は、AGUとしても記念すべき創立100周年にあたり、通常の年は受賞年が示されるのと異なって、100周年記念のメダルとなっています。

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吉田教授に贈呈されたメダルとラペルピン、および賞状

AGU award ceremony.jpgPhoto credit: Atsuko Kobayashi

※このページは、東京工業大学公式サイトのこちらのページの情報を編集・転載したものです。