東京工業大学地球生命研究所・主任研究者のJoseph Lynn Kirschvink教授(所属・カリフォルニア工科大学)らの論文が、米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載されました。
概要
東京工業大学地球生命研究所・主任研究者のJoseph Lynn Kirschvink教授(所属・カリフォルニア工科大学)らは、植物が行う水分解ー酸素発生型光合成以前の、マンガン酸化光合成の進化に関する論文を発表しました。
今回の発見は、酸素が大気として地球を覆う以前の、酸素発生型光合成の前段階と考えられるマンガン酸化ー酸素発生型の光合成の存在を裏付けるものです。教授らは、南アフリカで採取した24億年前の地層を含むコアからこの光合成の証拠を発見しました。この研究成果は論文は米国科学アカデミー紀要に掲載されました。
発表雑誌
雑誌名:米国科学アカデミー紀要 Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America(PNAS)
論文タイトル:Manganese-oxidizing photosynthesis before the rise of cyanobacteria
著者:Jena E. Johnson, Samuel M. Webb, Katherine Thomas, Shuhei Ono, Joseph L. Kirschvink, and Woodward W. Fischer
DOI番号:10.1073/pnas.1305530110
詳細:http://www.pnas.org/content/early/2013/06/20/1305530110.full.pdf+html(英語ページ)
http://www.caltech.edu/content/stepping-stone-oxygen-earth (カリフォルニア工科大学による特集記事 英語ページ)