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木賀准主任研究者らの総説が『RSC Advances』より出版

東京工業大学地球生命研究所(ELSI)の木賀大介准主任研究員らによる総説が、2013年5月22日に英国Royal Society of Chemistry社の『RSC Advances』より出版されました。

概要

東京工業大学地球生命研究所・准主任研究者の木賀大介、東京工業大学知能システム科学専攻・博士課程学生の網蔵和晃は、遺伝暗号の起源と進化に関する解説論文を発表しました。

現在ほとんどの生命に共通する普遍遺伝暗号は20種類のアミノ酸を指定していますが、生命の起源の初期の段階では遺伝暗号が指定するアミノ酸の種類は20よりも少ないと考えられてきました。

この解説論文は、原始的な遺伝暗号表についての諸研究を解説するとともに、初期の段階でどのような生命活動が生じていたかを知るために、20種類未満のアミノ酸のみを含むように木賀研究員らが作成した「単純化遺伝暗号表」を活用することが重要であることを紹介しています。

発表雑誌

雑誌名:RSC Advances

論文タイトル:The number of amino acids in a genetic code

著者:網蔵和晃、木賀大介

DOI番号:10.1039/C3RA40609A

詳細:http://pubs.rsc.org/en/Content/ArticleLanding/2013/RA/C3RA40609A(英語ページ)