2015年12月4日に、宮城県仙台第三高等学校の2年生6名がELSIに見学にいらっしゃいました。地球や宇宙について興味があるということで、自らELSIにアポイントを取って来てくださいました。
この日は東 真太郎研究員が、まず宇宙の始まりのビッグバンから宇宙で最初に生まれた星"ファーストスター"までを図やムービーを用いて講義しました。
10-43秒後というような数字が飛び出す講義に高校生らは少し難しそうな顔をしていましたが、東研究員が例えを用いるなど分かりやすく解説したため、高校生らは宇宙誕生の流れが分かりやすかったと喜んでいました。
その後、講義は宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境と考えられている「ハビタブルゾーン」についてや、地球型惑星ケプラー186fについてのお話になり、高校生らは都度「どうして火星に水があったと分かるのか」「ケプラー186fのどこが地球に似ているのか」と質問をし、理解を深めていました。
その後、高校生らは地下実験室やエントランス部に使用されている2000万年前から38億年前の岩石を見学しました。
ELSI新棟内の見学後には、2階のアゴラスペースにて、東研究員と「大学生活について」や「理学部と工学部の違い」などをフランクに話し会いました。
高校生からは「進路の参考になった」「地球や宇宙への関心が一層高まった」との感想をいただきました。