2015年8月20日(木)、佐賀県立致遠館高等学校の生徒25名が地球生命研究所を見学にいらっしゃいました。

まず、国際的な合成生物学の大会「iGEM」で大会史上初となる最優秀部門を3年連続獲得した東京工業大学iGEMチームのみなさんによる「囚人のジレンマゲーム」が行われました。

ゲームを通じて遺伝子組み換えに対する自分なりの意見を考える機会を得た生徒らは、真剣な表情でメモを取っていました。

生徒らは次に、木賀大介准教授から「生命は人工合成できるか」というタイトルの講義を受けました。

木賀准教授は生徒らとコミュニケーションを取りながら講義を進め、持ち前のウィットに富んだトークにより会場は終始、笑い声に包まれました。
生徒らの質問に木賀准教授は優しい口調で真面目に分かりやすく回答したので、生徒らは目を輝かせ「新生物を作ったことがありますか？」「先生の研究はどういうところが楽しいですか？」と数多くの質問をしました。

講義の後は、普段ELSIの研究員らがコミュニケーションを取るELSIアゴラにて木賀准教授、iGEMチームのみなさん、EONチームのChristopher Butch研究員と30分間のトークタイムを楽しみました。

生徒らはiGEMメンバーに「大学生活」「受験について」「英語勉強法」「研究テーマの決め方」などを相談し、iGEMメンバーは親身にアドバイスをしていました。

木賀准教授はButch研究員と共に参加しました。はじめは英語での会話に緊張した様子の生徒たちでしたが、木賀准教授から「なんでもいいよ。単語だけでも伝わるよ。まずは話してみないと！」と励まされると、一言ずつ英語を組み立て一生懸命Butch研究員に話しかけ、終盤にはすっかり打ち解けていました。


今回の見学は新学術領域 合成生物学に協賛いただきました。

協賛：新学術領域 合成生物学