2015年8月10日、去年に引き続き、新潟県立新潟南高等学校から2年生の生徒11名が地球生命研究所にお越しになりました。今年は、星 元紀事務部門長が『アストロバイオロジーを巡る』のタイトルで講義を行いました。星事務部門長は私たちの身体がいくつの細胞から出来ているのかという数値的な話題から、「すべての生物は同じ音楽 生命の詩'the Music of Life'をそれぞれの種に固有の変奏曲として奏でている。」というような感覚的な話題を交える等、幅広いトークで授業に深みを持たせ、ELSIで行われている研究やロードマップの解説も行いました。星事務部門長が「生物の総質量は、地球の百億分の一。まつ毛一本にも満たない世界」と説明すると生徒からは「どのようにして生物の総重量を測ったのですか?」と鋭い質問が挙がりました。星事務部門長は、サイエンスに強く興味を持った高校生たちから質問されることをとても喜び、熱心に回答していました。講義の後はELSI棟の実験室見学が行われました。同位体地球化学の実験室にはシャープペンの芯のような細いチューブがたくさんあり生徒らはとても興味深そうに見学をしていました。Julien Foriel研究員は英語で実験内容を解説しました。生徒らは一生懸命英語を聞き取ろうとし、またお互いに単語の意味を教え合い理解を深めているようでした。
見学は二班に分かれて行われたので、研究員に気軽に質問できる時間がありました。