ELSI

研究・活動

用語集

maruyamaite (丸山電気石) (まるやまあいと・まるやまでんきせき)

カリウムを多量に含む、世界中でも非常にまれな電気石。
ダイヤモンドと共存できるほどの高圧下でも安定な電気石で、2005年に早稲田大学の研究グループにより、カザフ共和国コクチェタフ超高圧変成帯で世界で始めて発見された。2014年には国際鉱物学連合において新鉱物として承認された。

maruyamaiteの存在は、岩石がかつて地球深部の高圧を経験していることを示唆する。さらに電気石の形成には地球表層に集まる元素が必須であり、地球表層と内部の物質循環を解明する手がかりになる。

なお、maruyamaiteはプルームテクトニクスを提唱するなど、変成岩岩石学・地質学に多大な功績を残され、またコクチェタフ超高圧変成帯研究プロジェクトのリーダーでもあった、丸山茂徳教授(東京工業大学地球生命研究所)にちなんで命名された。

詳しい説明はこちら

ま行一覧へ戻る 用語集 TOP へ戻る