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[2017年1月11日] 第5回地球生命研究所国際シンポジウム 一般講演会「私たちはまだ 私たちの"はじまり"を知らない~生命の起源に迫る宇宙生物学の可能性~」を開催

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2017年1月11日(水)第5回ELSI国際シンポジウムにて一般向け講演会を開催いたします
タイトル:私たちはまだ 私たちの"はじまり"を知らない
      
~生命の起源に迫る宇宙生物学の可能性~

宇宙には本当に私たちしかいないのでしょうか? 地球以外に生命が存在する可能性、そしてその生命の起源を、宇宙生物学の領域から紐解きます。

概要

日時

2017年1月11日(水)19:00~20:30 (開場18:30)

会場

東工大蔵前会館くらまえホール
(東急大井町線・目黒線 大岡山駅から徒歩1分)

参加費

無料【事前参加登録要・先着150200名】(12/22追加募集)

言語

日英同時通訳

参加登録

Peatixサイト(外部サイト)http://elsi20170111.peatix.com から
ご登録願います。

*当日の講演の模様はストリーミング配信される予定です。予めご承知おき下さい。
※予定しておりました当日のストリーミング配信は、都合により中止となりました。訂正してお詫びいたします。


*同時通訳機器は数に限りがあります。万が一、在庫が無くなった場合は何卒ご容赦ください。


プログラム

【講演 1】
タイトル:2種類のヒモが紡ぐ生命の起源の物語

講師: 藤島 皓介 (東京工業大学地球生命研究所、NASAエイムズ研究センター)

宇宙生物学(アストロバイオロジー)という単語を聞いたことがあるでしょうか?元々はNASAが提唱した造語で、地球における生命の起源の研究、地球外生命の探査、火星移住に代表される人類の宇宙へ進出に関わる研究や技術開発を俯瞰する学際的な研究分野を指します。最初は NASA をはじめとする海外の研究機関や大学を中心に同分野が発展していましたが、最近ではここ東京工業大学地球生命研究所(ELSI)をはじめ、日本国内でも独自の「生命の起源」研究を発展させる機関が立ち上がっています 。私たちが知る生命は、外からエネルギーを獲得したり有機物を合成するためにタンパク質というアミノ酸のヒモを利用する一方で、遺伝情報を複製が可能なDNAとRNAというヒモに格納することで進化能を支えています。生命システムを支えるこれらのヒモがいつ、どこで、どのように誕生したのかを考えることは、地球における「生命の起源」研究における重要なテーマの一つとなっています。同時に、これらのヒモは地球外生命を発見するための手がかりにもなりえるのです。本講演では、タンパク質とRNAという2種類のヒモにまつわる生命の起源の話を最新の研究を交えながらお伝えします。

Fujishima_web_r.jpg藤島皓介氏 プロフィール
1982年生まれ。現・東京工業大学ELSI(地球生命研究所)EON研究員。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学大学院博士課程早期修了、日本学術振興会(JSPS) 海外特別研究員、NASA(米航空宇宙局)エイムズ研究所研究員などを経て、現職。慶應義塾大学特任講師を兼任。専門は宇宙生物学と合成生物学。研究対象は、地球の生命の起源、土星衛星エンセラダス生命探査、火星有人探査計画など。

関連リンク
地球生命研究所(ELSI)|Reseachres|藤島皓介
WIRED Audi INNOVATION AWARD(外部サイト)


【講演 2】
タイトル:本当に我々しか存在しないのか? - 宇宙に生命を探る -
講師: Lynn Rothschild (NASA エイムズ研究センター)

太陽系外の惑星に水が存在するという報告は世界的に繰り返し報じられ、我々人間の想像力を刺激してきました。また地球上で水があるところには、非常に多様な物理化学的条件下でも生命が存在するということもわかってきました。 進化生物学者であり、極限環境での生命活動の研究と宇宙生物学の先駆者の一人として知られるLynn Rothschild博士が、その研究における興味深い新たなデータをお伝えします。 我々のいる太陽系さらには太陽系外の生命の可能性、宇宙空間での微生物の生存、天体間で生命が移動する可能性のモデルや、合成生物学の進歩など、さまざまな研究が広まりつつある今、宇宙における生命の存在はこれまで考えられていたよりも普遍的だと言えます。
我々は本当に、宇宙で唯一の存在なのでしょうか?

Rothschild_web_r.jpgLynn Rothschild氏 プロフィール
NASAエイムズ研究センター上級科学者。ブラウン大学、カリフォルニア大学サンタクルーズ校特任教授を兼務。地球やその他の生存可能な環境下で、特に微生物がどのように進化したかを研究テーマとする。2017年7月に打ち上げ予定のDLRとの共同ミッションEuCROPISでは、宇宙空間でのさまざまな実験を、研究室として展開していく予定。主な受賞歴として2015年のアイザック・アシモフ賞、ブラウン大学ホレスマン賞などがある。

関連リンク
NASA Planetary Science Division | People | L. Rothschild


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