まったくの異国で、独立研究者として生活を楽しむのは難しい。しかしすべての物、すべての人が私の日本での新しい生活を支援してくれているようだ。まず--陳腐な言葉で申し訳ないが--到着した時の桜の花はすべてのことを素晴らしく見せてくれた。大都会の東京でも緑があり色とりどりの花を観ることができ、うれしい驚きを覚えた。ELSIでの生活はめまぐるしいが、充実している。生物学セミナーが数回開催され、生物学が私の記憶の中に深く根付いていることを改めて感じた。しかし初期地球と生命出現をより良く理解するという同じ目的を持ち、異なる分野の主要な問題やアイデアへのよりよい理解に挑戦することは、私の毎日の原動力となっている。全員で前回の結果を話し合うことは燃料のようなものだ。
将来日本に来ることを考えている外国人に、特別に書き記しておきたい。日本語を習うプロセスを楽しもう。不可解な(しかしカラフルな)文字が書かれた壁から、いくつかの知っている漢字があちこちに現れた時は無上の喜びだ。看板の一部でも、食べ物のパッケージでも、ちょっとでも理解できる小さな喜びはとても爽快な気分になり、嫌なことを打ち消してくれる。私にとって嫌なこととは異なる文化のやり方を、どんなにばかげていると思っても受け入れなければならないことだ(来日早々、銀行口座を開き、携帯電話を申し込まなければならなかった!)
東京周辺の鉄道ネットワークは素晴らしく、(たくさんある鉄道会社の使い方をマスターすれば)簡単に隣町や近所を探検できるということも嬉しい発見だった。2時間以内で、いろいろな山にも行ける。どれも歴史のある山だ。そして驚くなかれ、高校生にとってもハイキングはかっこいいと思われているので、ティーンエイジャーに囲まれながらハイキングをするなんていうこともある!
これまでの生活で一番エキサイティングなことを1つだけ選ぶとしたら、食べ物だろう。もちろん味も習慣もフランスとまったく違うので、それだけで興味深いことが発見できる。しかし楽しいのはスーパーに入ったり、メニューを読んだりするときだ。何を買うか?どうやって料理するか?適応するには努力が必要だ(それとgoogle翻訳も)。しかしそれは信じられないくらい楽しく、驚きの要素を持っている。そしてもしもの時には、いつでもワインとチーズのパーティができる!これが東京に1か月過ごした私の感想だ。今から1年後には何を考えているのか楽しみだ。発見すべきことが本当にたくさんある!